しかし、チャマダラセセリの成虫はほとんど確認することができませんでした。
そこで、長野県と協議した結果、累代飼育を行うことになりました。
チョウの保全は
1.生息環境の維持・改善
2.累代飼育個体の維持
3.密猟者の取り締まり
という方法があります。
1の生息環境の維持が重要ですが、維持・改善をしている間に個体群が絶滅するという最悪な事態は避けなければなりません。
そこで、累代飼育を行い、遺伝子資源を確保しておくことになりました。
もちろん、これは長野県との協議の中で決定したものなので、違法ではありません。
でも無断で捕獲したら県の条例に違反したことになり、逮捕されてしまいます!!
みなさん注意してくださいね。
ということで飼育がスタートしました。
5月18日スタート
これが卵です。
ちっちゃ~い。
ミツバツチグリの葉の裏に小さな卵を一つずつ産卵します。
5月23日幼虫孵化
無事に孵化してよかった~一安心です。
幼虫は孵化直後から巣を作る「営巣タイプ」です。
写真は糸で巣を作ろうとしているところです。
次回はこの幼虫に名前を付けて、随時状況をアップしていきます。
がんばれ!チャマダラセセリ!!
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