2014年4月27日日曜日

日本国際賞出席からのギフチョウ調査

こんにちは。
4月23日に東京で「日本国際賞の授賞式&祝宴」がありました。
私は去年、国際賞と同じテーマの若手助成を受けたので、今年はやじ馬として参加してまいりました。
今年も楽しかったなぁ。
一年ぶりに国際賞メンバー?の木下さんや小山さんともお会いでき、楽しかったです☆
財団の中原さんや小倉さんも私のことを覚えていてくださいました~
ちょっとだけ残念だったのは、今年の助成者の方とお話できなかったこと。
交流できる機会があったら、共同研究、ブログ、セミナーの話とかができ、今後の研究に役立つと思いました。



その後、東京から長野県小谷村に向かいました。
目的は小谷村の受託研究「ギフチョウ・ヒメギフチョウ」の調査です。




無事に確認できました!
私、2種の蝶を同時に見たのは初めて(*^ワ^*)



まだ成虫はオスばっかり。

はやく、卵のシーズンになれないかなぁ。
私は、葉っぱをめくってカウントするという地味な作業が意外と好きなの

そのあと、調査中に新潟県糸魚川でヒスイ探しをしちゃいました。



結局それらしいものは見つからず、お土産品を買いました。





1週間ほとんど外に出ていたのですが、あちこちで手料理とお弁当をいただきました。
祝宴でのフルコースもいいけど、やっぱり旬の食材を使った、愛情?こもった手料理が一番おいしいかったな。
来週も新しいところに行って、新しい手料理が食べられるといいなぁ。




2014年4月9日水曜日

新聞の一面に載りました。

こんにちは。
長野県伊那市の高遠城址公園のが開花しました!
見に行きたいなぁ。

4月7日の長野日報の一面にミヤマシジミのパンフレットの紹介を載せていただきました。

コレ…私ですwミヤマシジミをやさしく見つめる感じ?で撮っていただきました。



そして翌日から「パンフレットが欲しい!」というお電話をたくさんいただきました。

電話するのちょっとやだなぁと言う方は信州大学農学部の事務にも置いてありますので、農学部にいらしてください☆

ミヤマシジミの保全がますます進むことを願っています。

江田慧子

2014年4月1日火曜日

チャマダラセセリの論文提出!

こんにちは。
東京は花見シーズンのようですね。テレビを見て、長野県民の私も花見に行こう!と思って外に出たところ、まだ梅さえも開花しておらず、がっかりした江田です。

今日は国際科学技術財団でいただいた助成金の成果を報告します。

私のテーマは「長野県の半自然草原に生息しているチャマダラセセリの保全・保護に関する生態学的研究」です。

今回、「チャマダラセセリの飼育方法について」の論文を信州大学環境科学年報に提出しましたd(⌒o⌒)b

まだ、受理されていませんので、概要のみを報告します。


チャマダラセセリはちゃんとした飼育方法はあまりない。
・そこで、色々な飼育方法を試して、一番よい方法を模索してみました。

☆野外での網掛実験
天敵を除去するために、卵に網掛をして野外で観察しました。

しかし、卵から孵化した幼虫はすべて行方不明となってしまい、網掛は適切ではないと判断しました。

☆採卵実験
1メスからより多くの受精卵を確保するために、色々装置を作りました。
最初は食草を入れた水槽に母蝶を入れて、ゴースをかけました。
ゴースは母蝶が天井付近を歩いて、食草にたどり着けるように設置しました。

しかし、母蝶は水槽の中を歩き回ってしまい、産卵してくれませんでした。
そこで、ゴースをガラス板に変更しました。そして、思い切って上から白熱電球を当てました。
これは昆虫の世界で強制産卵装置「リシャール法」と言います。
ライトの明るさと熱で、産卵刺激になるという半面、母蝶が痛むというリスクがあります。


母蝶が弱ってしまうのでは?と心配しましたが…モリモリ産卵してくれました!!
1メスで110卵を採卵することができました!
これは今までの報告の中で最も多い採卵の成果であるといえます。


☆プランター飼育
得られた110卵を使って、プランターで集団飼育したところ、45蛹を得ることができました。



そして、実験室で越冬させて、翌年に放蝶することができました。


☆室内個別飼育
25℃と20℃と一定条件のもと、卵から個別飼育しました。


その結果、20℃では47.1%、25℃73.3%が蛹化しました。


☆幼虫の営巣観察実験
2013年に採集した6卵中、5個体が正常に孵化しました。
蛹になったのは4個体で、卵からの生存率66.7%でした。
幼虫期間における巣の移動回数は、平均4.25回で、個体により最大6回、最小3でした。
平均13日に1回のペースで巣を移動していることが分かりました。


こんな感じでした☆

去年はチャマダラセセリがほとんど見れずにあまり実験ができませんでした。

よって、チャマダラセセリは今年度から長野県の保護計画策定の指定種になるようです。
つまり、長野県が本気でチャマダラセセリを守ることにした!ということです。
これも助成の成果といえるでしょう!
これからもチャマダラセセリを見守っていきたいと思います。

国際科学技術財団から助成していただいたことをきっかけに、チャマダラセセリの保全が進むよう研究を進めたいと思います。

国際科学技術財団と関係者の皆様、今まで本当にありがとうございました(〃^∇^)o_彡

助成期間は終わりましたが、私はブログで発信し続けたいと思います。
これからもよろしくお願い致します。

江田慧子